TikTok運用事例6選|企業アカウント成功のコツ・実施の流れを解説

TikTok運用事例6選|企業アカウント成功のコツ・実施の流れを解説

Date : 2024/05/22

TikTokは、ByteDanceが運営するショート動画に特化したソーシャルネットワーキングサービスです。TikTokのアプリ機能を使って誰でも簡単に撮影・編集をすることで、15秒から数分のショート動画を不特定多数のユーザーにシェアすることができるプラットフォームとなっています。

TikTokでは、投稿された動画がバズった(※注1)ことをきっかけに、その動画で紹介された商品やサービスが大幅に認知されたり、売れるということが起きるようになってきています。
この記事では、運用にあたってTikTokの特性と企業アカウントの事例をピックアップ。特性と自社の強みを生かしたTikTok運用方法をぜひ参考にしてみてください。

※注1 バズ(buzz)る:ひとつの話題に多くの人の注目が集まっている状態のこと


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TikTok運用とは

TikTokは、音楽に合わせた短い動画を撮影・加工し、ハッシュタグなどを付けて共有することができるのが特徴です。アカウントを登録しなくても動画を閲覧することができますが、アカウントを登録すれば友人や気に入ったユーザーを自由にフォローしたり、動画にコメントやいいねを付けたりすることができます。
X(旧Twitter)やInstagtamなどと同じようにユーザー同士でコミュニケーションを取ることができる動画コミュニケーションのSNSといえます。

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TikTokの特徴・ユーザー層

2024年月4現在、TikTokは海外月間アクティブユーザー数10億人、国内では1,700万人が活用しているSNSメディアです。 若年層を中心に人気が拡大しており、日本でもっともTikTokを使用しているのは10代で全体の60%を超えています。特に若年層をターゲットにした商品やサービスは、TikTokを活用することでターゲットにリーチさせることができるのがメリットといえます。 近年では、親世代との情報共有などにより年齢層は幅広く拡大しつつあり、40代から60代にかけても10%を超えるユーザーが存在しています。

出典:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

TikTok企業アカウント運用の参考事例6選

企業でアカウントを運営する際にはいくつかの手法がありますが、扱っている商品やプロダクトのハウツー動画(商品紹介)は、比較的取り入れやすく「バズ」「TikTok売れ」を生み出しやすい傾向といえます。
ブランドに共感や愛着を持ってもらうことができるだけでなく、企業やブランドオリジナルのハッシュタグをつけることによって閲覧したユーザーが自発的に参加しやすくもなります。
また、それによって生まれたユーザーの投稿を他のユーザーが見たり真似たりということも、ブランド体験の一部とすることが期待できます。

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ユニクロ【公式】@uniqlo‗jp

フォロワー:268.3K(2024年4月現在)

実用衣料品の製造小売業、日本におけるファストファッションの代表的存在であるユニクロは、 「#TikTokトレンド大賞2023 グルメ&ヒットアイテム部門賞」を受賞しているほど「バズ」「TikTok売れ」を生んだアカウントです。
新商品の紹介はもちろん、ハウツー動画である使用感レビューやスタイリングの提案などを、1日1投稿以上行っています。コメントを促した投稿については、ユーザーひとりひとりにしっかりと返信しているのも特徴。コラボアイテムも多いため、コラボ先のキャラクターやアイコンが投稿されたり、企業オリジナルのARフィルターなどでユーザーを飽きさせません。

ブランドの代表的アイテムとなった「ラウンドミニショルダーバッグ」はコンパクトなサイズながらも見た目と違い大容量という魅力、カラーの豊富さなどから人気となりました。バッグの中身のコーディネートの投稿は一般ユーザーも真似て投稿することでさらに大きな広がりを見せる結果となりました。
2024年サマーシーズンに向けては定期的に新商品ブラトップの紹介やハウツー動画の投稿を行っており、様々なデザインとカラーの揃ったブラトップは、バッグ同様の「バズ」を生んでいます。

サンリオ商品企画部 @sanrio_planner_official

フォロワー:151.4K(2024年4月現在)

株式会社サンリオが運営する企業公式アカウントです。新商品の紹介やリアルなイベントレポートの投稿はもちろんのこと、同社の新入社員や営業部長など様々な社員が登場し、キャラクターやグッズを楽しむ様子などが週1~2本のペースで投稿されています。 Z世代にも刺さるフレーズやサンリオキャラクターにも共通するパステル調のカラーを使用した編集でたくさんのユーザーに支持されています。
「社員あるある」「商品企画部の1日」をはじめアカウント担当者を通じて投稿された商品紹介動画には、毎回平均200件以上のコメントが寄せられ注目が高いことが伺えます。発案者の強い思いが垣間見える自社の推し活グッズ「エンジョイアイドルシリーズ」の制作秘話には700件近いコメントが寄せられ、大きな反響を得ています。
ユーザーからの共感を得ることで商品のみならず企業イメージの向上につながっている事例のひとつです。

@sanrio_planner_official

サンリオ商品企画部〜商品PR担当〜の一日に密着✨💖 毎日かわいいキャラクターに囲まれながら新入社員奮闘中! #サンリオ好きさんと繋がりたい #サンリオ社員 #サンリオ #一日密着 #日常vlog #社会人1年目

♬ Cute EDM(1033122) – みずいろK

アサヒグループ食品 @asahigf_jp

フォロワー:6,965(2024年4月現在)

タブレットの「ミンティア」、栄養サポート食品の「1本満足バー」、フリーズドライ食品の「アマノフーズ」、サプリメントやベビーフード、シニア向け介護食品など、多数の有名ブランドを展開する食品メーカー、アサヒグループ食品株式会社の公式アカウントです。
2022年5月にアカウントを開設。新商品から定番商品まで、グループ会社の商品を作り方や食べ方のハウツーを中心に、TikTokトレンドの音楽に合わせて投稿しているのが特徴。
お花見の時に持参すると便利、お正月で食べ過ぎたときに、など商品と相性の良い独自のシチュエーションも魅力でユーザーからのコメントが多く寄せられています。
実生活をサポートする商品が多いことから、立ち上げ当初から「#助かったよアサヒグループ食品」の企業オリジナルハッシュタグを付けて投稿しているのも特徴です。そのハッシュタグを付けて真似をした投稿も増えたことで、「真似売れ」という現状にもつながっています。
TikTokでは、ハッシュタグチャレンジという広告手法がありますが、企業オリジナルのハッシュタグが自然に広がり効果が得られた好事例といえます。

ほっともっと【公式】@hottomotto_com

フォロワー:202.8K(2024年4月現在)

お弁当チェーン、ほっともっとの公式アカウントです。 人気のお弁当から、復活メニュー、惣菜などの盛り付けの様子をTikTok内のトレンド音楽に合わせてエフェクトをつけて投稿しています。別売りのスパイスやソースを使ったアレンジレシピ動画も人気で、TikTokコンテンツ内で反響の高いハウツー動画感もあります。
どの動画にもコメントが多く寄せられていますが、コメントを一番に残すことに高いステータスを感じるユーザーが目立ちます。公式からは多数のコメントからランダムに返信をしており、返信が欲しい!と思わせるようなユーザーの心のつかみ方も特徴のひとつです。
また、このアカウントはプレイリスト機能も活用。「アレンジレシピ」「ほっともっともっとパーティー」などカテゴリー別に名付けられたプレイリストでは、商品を活用したアレンジアイディアを紹介しています。
関連する動画やおすすめの動画をアーカイブとして連続して視聴することができることで、お弁当を食べるだけでなく「楽しみ方」も提案でき商品への関心を高めるきっかけとなっています。
※プレイリスト作成には条件があり、現時点では条件をみたした一部クリエイターにのみ解放されている機能です。TikTok公式【動画のプレイリストを作成する】参照

ロート製薬【公式】@rototiktok

フォロワー:91.6K(2024年4月現在)

大阪府に本社を置く日本の製薬会社の公式アカウントです。 目薬を中心とするアイケア商品や胃腸薬、漢方薬などを多数展開している中で、このアカウントでは化粧水や日焼け止め、リップクリームなどのスキンケアに特化した投稿をしているのが特徴です。
商品のパッケージや機能だけを強調するのではなく、実生活に即したハウツー動画や実際に使われている様子が見られる投稿は、その製品を使っている時の感覚や雰囲気が伝わるものとなっています。視聴者が共感をすることでアクティブな動きが見られ、エンゲージメントを高めるきっかけとなります。

スキンケアなどの美容アイテムに特化したアカウントですが、ロート製薬の投稿にはルールがあり基本的に「社員やアカウント運用の担当者」の顔出しをしていません。 ハウツーや使用感動画には美容系インフルエンサーを起用したり、Z世代に向けては高校生を主人公とした連続ドラマ仕立てのコンテンツの制作や、実際の高校(品川女子学院高等学校)とのコラボレーション動画を発信。それぞれのターゲットに合わせた投稿で共感を獲得し、ユーザーの心をつかむ好事例となっています。

2020年からは「根羽清ココロ」というロート製薬公式のVtuberが登場し話題を呼んでいます。同じアカウント内ですが、投稿の趣向はトレンド入りしている曲の「歌ってみた」「踊ってみた」動画で、目薬をモチーフにしたオリジナル曲はYouTubeでは50万回再生を超えています。彼女の動画からの流入やファンの拡大によりTikTokアカウントのエンゲージメントもUPしています。

よみうりランド遊園地【公式】@yomiuriland_com 

フォロワー:33.5K(2024年4月現在)

株式会社よみうりランドが運営しているテーマパークの公式アカウント。 テーマーパークの情報をベースに、夏の時期にはプールを、冬の時期になるにつれてイルミネーションや花火ショーを中心に、ユーザー数の多い10代やZ世代のトレンドとなっているワードをクリエイティブに混ぜ込みながら動画を投稿しています。絶叫系アトラクションやジェットコースターが苦手なユーザーにも、乗ったことでしか味わえない景色や疑似体験ができるようなリアルな動画も人気です。
このアカウントでは、運用担当者のキャラクターが前面に出ているところが特徴。 「#TikTok川柳」がトレンドの時は動画に合わせ個人的な川柳を詠んだり、「#猫ミーム」が話題の時は作り方を教えて、とナレーションに入れたりと、TikTokのトレンドの動きにとても敏感です。「#寒い中カップルで見る噴水ショーは最高なんです自分は経験ないですけど」など、テーマパークのきれいな動画にあえてクスリと笑わせるような毎回のコメントがユーザーに響き、コメントが多数書き込まれています。


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TikTok運用にあたって設計すべき要素

プロフィール設定

プロフィールには、ユーザーに対して何を発信しているのかを認知させること、外部のSNSやサイトに誘導するなど、重要な役割があります。 プロフィールの意味や役割をしっかりと理解し設定することで、視聴者の興味を引き付けるアカウントにするポイントをまとめました。
※参考:【TikTok公式サイト「プロフィール設定」】

プロフィール画像

視聴者に対して、アカウントのイメージが明確に伝わるものが理想です。 プロフィール画像は、アカウントのシンボルと言っても過言ではありません。そのため、自社のアカウントだと一目で分かる特徴的な画像を選びましょう。自社のブランドロゴやジャンルに関連するものが含まれていると、ユーザーがアカウントの特徴を視覚的に理解しやすいのでおすすめです。
また、人物をプロフィール画像に設定する場合は、ポジティブな印象や信頼感がユーザーに伝わる画像を使用するとコミュニケーションを取りやすいと感じられるでしょう。

アカウント名・ユーザー名

TikTokにおける「アカウント名」は自身のアカウントで使われる名前のことであり、ユーザー名とは異なります。 アカウント名は「おすすめ」フィードや「友達」タブ、コメント、ダイレクトメッセージなど、アプリ内のさまざまな場所に表示される重要な部分なので、ユーザーの興味を惹くことができればプロフィールページへの流入が期待できます。
ユーザー名は@から始まり、アルファベットや数字を使用して設定します。ブランド名や企業名から設定するのが一般的です。

プロフィール文

プロフィール文では、80文字でどんなアカウントでのどようなコンテンツを作っているのかをユーザーに伝えることができます。誰に向けてどういう発信をしていくのかを簡潔に説明しましょう。キャッチーで魅力的なプロフィール文を作成することで、視聴者の興味を惹き付けることができます。

ウェブサイトURLの追加

プロフィール文の下には、ウェブサイトURLを追加することができます。 自社のホームページやオンラインストアのURL、InstagramやX(旧Twitter)のアカウントを記載しておくことで、視聴者がより詳しい情報を得たり、製品を購入したりすることができるようになります。

おすすめの投稿時間

  • 15時~18時:帰宅中/帰宅後の時間帯
    帰宅中や帰宅後はTikTokを視聴している人が多く、バズる時間帯として最も有名なのが15時〜18時です。ユーザーの多くを占める学生の放課後時間とも被っているため、若年層に人気のジャンルがバズりやすいと考えられます。
  • 23時~0時:就寝前の時間帯
    寝る前にTikTokを視聴する人は多く、23時から上がっていき0時に視聴率がピークに達します。その反面、一番のピークである0時に、新しくバズってくる動画が少ないのが現状です。

投稿頻度

TikTok公式サイトでは、2日に1回、週3回程度を目安に高い頻度の投稿が再生数を伸ばすポイントであると明記されています。多くの人に自社の投稿を見てもらうためには、投稿頻度を増やすことが重要です。毎日投稿できるなら1日1本の投稿も問題ありませんが、最近ではTikTokに投稿される動画のクオリティが全体的に上がっているため、クリエイティブの内容にもこだわる必要があります。 企業アカウントとして一定のクオリティを保つためには、2日に1回の投稿頻度を目指すのがおすすめです。
※TikTok公式サイト【クリエイターアカデミー】

投稿内容

TikTok公式サイトでは、※【投稿作成のヒント】としてナレッジを公開しています。
TikTok のユーザーはコンテンツの内容から入ることが多いため、ユーザーの興味関心を引く内容、目に留まりやすい内容であれば、企業アカウントであっても他のコンテンツ同様に高い反応が得られる傾向があります。運営側がユーザーの趣味や嗜好に合う動画をピックアップする機能「おすすめ」にも掲載されやすくなります。
自然な形でプロモーションにつなげることができるため、企業のTikTok活用も増えつつあります。ぜひ下記の記事も合わせてお読みください。 


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TikTok運用を実施するときの流れ

戦略設計

TikTokをはじめとしたソーシャルメディアや比較サイトなどの発達により、商品やサービス、企業そのものに関する消費者の評価は瞬時に拡散されています。 このような環境に直面している企業・ブランドは、売上などの短期的な業績のみならず、自社ブランドの価値の維持やイメージ向上を目指すうえで、様々なユーザーがそれぞれどのようなプロセスを辿っていくのかを整理し、あらゆる接点における顧客体験を可視化する必要があります。
テテマーチでは、ソーシャルメディア時代に最適化された消費行動フローPERCARS(パーカーズ)に基づいた全体最適の視点で、ブランドとの初期接触から購買行動、ファン化、シェアまで網羅的にコミュニケーションを設計することが可能です。

SNS時代の消費行動フローPERCARS(パーカーズ)

TikTokの特徴を理解したコンテンツ戦略

TikTokを活用したコミュニケーションのためにはアルゴリズムの理解が必要です。
TikTokのアルゴリズムの特徴的な点は従来のレコメンドシステムとは異なる新規ユーザーへのリーチのしやすさにあります。投稿したコンテンツは一定数のユーザーに配信され、その際に起きる視聴態度やエンゲージメントを機械学習し、次のユーザーへと配信。反応が良いコンテンツはより多くのユーザーに拡散される流れとなります。
このようにTikTokはフォロワーではなく、コンテンツベースで広がる特徴を持つため、いかにユーザーからエンゲージメントされる投稿を企画・制作できるかが非常に重要です。

TikTokのアルゴリズム概要

ロードマップ策定

上記をもとに、SNSマーケティングにおいて追うべき指標であるKPIなどを定めたアカウント成長ロードマップを設計し、TikTok運用の目的を明確にいたします。

テテマーチでは各アカウント・企業の理想の実現に向け、運用戦略の実行を可能にする各分野の専門家を状況に合わせてアサインし企画のご提案から実際の運用業務、素材制作、ツール活用、効果測定まで一気通貫でお任せいただけます。

SNSアカウントの成長ロードマップ例

分析・改善

戦略設計、ロードマップに基づいた運用やキャンペーンの実施後は効果検証を行い、課題点やその後の改善点を考えることが必要です。 例えば弊社では下記のような指標を検証し、TikTok施策の振り返りを行っています。

  • フォロワー数の推移
  • 投稿別の再生数、いいね数、保存数、コメント数、コメント内容、視聴完了率
  • 再生回数上位の投稿への考察
  • 視聴完了率上位の投稿への考察
  • 動画時間、再生回数を軸としたコンテンツ傾向分析

コンテンツを分類し、エンゲージメントが高い投稿や低い投稿の傾向を分析することで、
再現性高い改善へつなげることができます。

TikTokアカウント運用の分析・改善レポート例

まとめ

この記事では、TikTokの運用を成功させているアカウントを様々なジャンルからピックアップしました。 TikTokは企業にとって、ひとつの動画だけでも大きな認知につながるメリットがあり、特にメインユーザーである10代~Z世代に大きな反響を獲得できる可能性もあります。
企業アカウントは年々増えてはいるものの、まだ他のSNSに比べ競合も少ないこのタイミングに自社のTikTokマーケティングの効果を最大限に活かしてはみませんか?ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

テテマーチは、2015年の創業以来700社以上のSNS運用支援で培った企画力が武器です。
データの分析によるKPIの明確化から、企画力、クリエイティブ制作機能などを活かしアカウントの運用支援をいたします。


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