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X(Twitter)運用事例6選|成功のコツ・実施の流れを解説

X(Twitter)運用事例6選|成功のコツ・実施の流れを解説

Date : 2024/04/16

2024年3月時点で、6,658万人もの月間アクティブユーザー数を誇るX(旧Twitter、以降「X」とのみ記載)は、2006年に140文字以内(英数半角280文字)で短文の投稿を”つぶやき”として投稿できるSNSとしてリリースされました。
現在では140文字の短文投稿だけでなく、「Xスペース」という音声でリアルタイムの会話ができる機能や、X Premiumに課金したユーザー限定で25,000文字の長文投稿機能が提供されています。

さまざまなSNSが存在する中でも、大規模×幅広い層にリーチできるメディアとしてその価値に注目が集まっており、企業によるプロモーションの件数も確実に増加しています。 こちらの記事では、運用にあたってX特性と企業アカウントの事例をピックアップ。Xの特性と自社の強みを生かした運用方法をぜひ参考にしてみてください。


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X運用とは

公式アカウントとして継続的な情報発信を行うことで、ポストやユーザーとのコミュニケーションを通して企業のブランディングやプロモーション、ファンの獲得を図ることができます。
そして、自社製品のユーザーからのコメントや反応をリアルタイムに収集できます。多くのフォロワーを獲得すれば、低コストで宣伝ができるだけでなく、ユーザーからの商品・サービスに対する意見やフィードバックをたくさんもらうことができます。商品・サービスの改善に役立つ情報が増え、売上向上にも繋げることが可能です。

Xの特徴・ユーザー層

拡散力の高さが一番の特徴です。リポスト機能やハッシュタグなどを活用することで、速いスピードで情報や投稿が拡散されていきます。ハッシュタグに関しては、Instagramなどの他のSNSにも存在しますが、拡散力はフォロワー数によって異なるため、Xが最も拡散力が高いSNSと言えます。
そしてユーザー数が多いこともXの特徴です。国内月間アクティブユーザー数が6,658万人、利用者数ランキングではLINE、YouTubeについで国内3位のSNSメディアになります。 利用者数1位はLINEですが拡散力がほとんど無いため、多くの人に見てもらいたいとなればXが最も適したSNSとなります。

全年代の利用率は46.2%。利用率が一番高い年代は20代で78.6%。若年層がメインで利用していると思われる方も多いですが、40-50代でも約40%の方が利用しています。
※出典:総務省|情報通信白書

X運用にあたって設計すべき要素

プロフィール欄の設定

企業のX運用の第一歩とも言えるのが、プロフィール欄を充実させることです。
プロフィール画面は①~⑥の項目に分けられます。ただ情報を埋めていくだけのように見えますが、ユーザーが興味を持ち企業アカウントのプロフィール画面にアクセスした際に、そのアカウントの第一印象となるのがプロフィール欄になります。 フォローするかしないかの最終判断のポイントでもあるので、しっかりと埋めてユーザーにアピールしていきましょう。

※テテマーチでは効果的なXのプロフィールの作り方をご紹介しています。詳しくはこちら。

投稿頻度・時間

Xを運用するうえで大切なのが投稿頻度です。情報量が鍵を握るSNSなので、なるべくこまめに投稿するのがベストだといえます。まずは平日毎日1投稿を目標に、企業情報を伝えつつユーザーにとってどんな情報が有益なのかを考えながらネタ集めをしてみてください。 時間帯については、多くのユーザーがXをチェックする18時以降がおすすめです。

企業Xの基本的な投稿内容

ユーザー参加型

ブランドや自社プロダクトのある場合、企業の情報や商品を紹介するのはもちろんですが、「ユーザー参加型投稿」とは、ユーザーに対して一方的な情報発信をするのではなく、ユーザーにもアクションを促し参加してもらう形式の投稿です。 オリジナルのハッシュタグを制作し、リプライや引用リポストを促す投稿をします。活用することでユーザーの意見を募集することも可能です。
オーガニックの投稿などで多くのユーザーが企業オリジナルのハッシュタグをつけて投稿する、ハッシュタグポスト生成へ繋げられます。

ユーザー参加型の事例はこちら

タイムリー型

「タイムリー型投稿」とは、投稿するその時に話題となっているコンテンツやイベントに絡めた投稿のことです。 「今日は〇〇の日」などその日のイベントに合わせた投稿は炎上リスクが少なく、X上のトレンドにも上がりやすいため多くの人に見られることになり、フォロワー増に繋げやすくなります。
話題のマンガや記念日などは、「そのときに多くの人が興味を示していること」だと言えます。ユーザーの興味に合わせた内容をリアルタイムで投稿することは、反応とともに認知拡大を獲得する手立てとなります。

タイムリー型の事例はこちら

中の人型

「中の人」とはまさに今この記事を読んでいただいている、Xのアカウント運用に携わる担当者のことです。企業として堅い投稿をするだけではなく、担当者としての人間らしさを表に出す投稿です。 担当者の職場でのエピソードやプライベートな日常を紹介するなど、普段から「中の人」の人となりがわかる投稿を行うことで企業アカウント特有の堅苦しさが払拭され、親しみを感じてもらうことができます。ブランド・プロダクトのみならず担当者に対するユーザーのファン化にも繋げることへのきっかけとなります。

中の人型の事例はこちら


▷ X担当者必見!【押さえておきたい! X運用改善チェックリスト】はこちら


X運用の参考事例6選

ユーザー参加型の事例

KATE公式:@KATETOKYO_PR
1997年、カネボウ化粧品からセルフメイクブランドとして誕生した日本のメイクアップブランド。
新商品の紹介をイメージヴィジュアルとともに1日1回以上投稿。代表的なアイテム「#リップモンスター」をはじめとした商品のハッシュタグから、商品を詳しく語りたいときに使用する「#ちょっとだけKATEの話を聞いてほしい」タグなどブランドオリジナルの面白いハッシュタグでユーザーとのコミュニケーションを図っています。メイク動画も随時投稿しています。

オリジナルハッシュタグキャンペーン
ユーザーの「推し」=お気に入りのKATEの商品について「#推しKATE」のハッシュタグをつけた投稿を、抽選で当たるプレゼントをフックに募集しているキャンペーンは、商品を新たに毎月実施されています。「 #推しKATE」といシンプルかつ内容がわかりやすいハッシュタグを利用し、コンスタントにキャンペーンを行うことによって、たくさんのクチコミ生成に成功しています。
3月のキャンペーンでは1か月で405件のコメント、リポスト3255件と高いエンゲージメントとなりました。4月にスタートしたキャンペーンでも早くも盛り上がりを見せています。

丸亀製麺【公式】:@UdonMarugame
株式会社トリドールホールディングス傘下のうどん専門の飲食店です。 店内で製麺を行い、「打ち立て、出来立て」の美味しいうどんを顧客に提供しています。
最低でも1日2回の投稿でユーザーとのタッチポイントを増やしているほか、ユーザーの投稿をリポストしているのが特徴です。新商品が出るたび投稿される調理動画、アカウントのフォロー&該当商品の投稿リポストキャンペーンを実施しUGC生成に繋げています。

ハッシュタグ投稿によるUGC生成
KATE同様、丸亀製麺でもハッシュタグ投稿を促す投稿を行っています。 タイムライン上で、新作商品にちなみ「#焼きたて牛すきごぼ天ぶっかけ大喜利」と題して、投稿された漫画の吹き出しに一言食べた感想を入れ込む大喜利大会(OFFチケットプレゼントフック付き)を開催するなど、質問を投げかけるような形でのユーザーとのコミュニケーションをとっています。
SNSはブランドとユーザーのコミュニケーションの場です。ユーザーとコミュニケーションを取り、距離を近づけることでブランドへの好感・親しみを深めてもらうことができます。4月2日にスタートした大喜利キャンペーンは高いエンゲージメント率とUGCを生んでいます。

タイムリー型の事例

SUNTORY(サントリー):@suntory
飲料メーカー、サントリーの公式Xアカウント。フォローは20歳以上を限定しています。
清涼飲料水からアルコール飲料まで商品の紹介をするほか、各商品のCMキャラクター(タレント)との取り組み、新商品発売の際には商品名を一部隠しユーザーへの質問の投げかけ、商品にまつわるミニゲームなどユーザーを飽きさせない投稿が特徴。1日に2回以上発信されています。
グループ会社の社員インタビューも投稿されており企業としてのイメージ向上にむけた発信もされているアカウントです。

猫の日(2/22)投稿
2月22日の朝から、サントリーの有名商品をペットフードサイズの缶にしてみたという投稿が「#猫の日」「#サントリー猫缶」のハッシュタグとともに発信されました。実際には販売されていないものの、定番のジュースやコーヒーが猫缶サイズになっているクリエイティブは3種にわたって投稿され、ユーザーに大きな反響をもたらし、いいね数やリポストなど大きな数値を獲得する結果となりました。
「#猫の日」は当日トレンドにも上がっており、フォロワー以外のユーザーの目にも止まりやすい状況となることで新規ユーザーの獲得にも繋がっています。

【公式】天下一品:@1971tenkaippin
京都府京都市を発祥とし全国に230店舗以上を構える、株式会社天一食品商事が運営するラーメンチェーン店の公式アカウント。
1日2回の投稿をベースに、商品および新商品の発信が中心の投稿がされています。コラボレーションで制作したどんぶりの器や、各店舗の外観写真なども随時投稿しています。 ハッシュタグをつけてつぶやいたユーザーの投稿をリポストしたり、問いかけをしたりと積極的なコミュニケーションがとられています。

エイプリールフール(4/1)投稿
エイプリールフールに合わせて、午前中に”ラーメン店を引退し唐揚げ専門店として営業する”クリエイティブを投稿。お店の軒先に貼るようなイメージのクリエイティブは、同日だけで4万件以上のいいね、500件以上のコメント、5000件以上のリポストと、多くのユーザーの反響を得、拡散されることとなりました。 午後になり、4月からの新キャンペーン「こってり唐揚げフェア」の告知がエイプリールフール投稿に返信する形でツリーに掲示され、再度盛り上がりをみせました。 エイプリールフールの投稿のネタは多数の企業で取り入れられており、実際に販売しないものが商品化されるという事例も出ておりますが、タイムリーな投稿が注目される1日に新商品との告知を組み合わせるという投稿は、ユーザーを楽しませつつ新しいキャンペーンへ自然と引き込む好事例と言えます。

中の人型の事例

わかさ生活 広報部:@WAKASASEIKATSU
健康をテーマにした商品の研究開発、企画、製造、販売を幅広く手がける株式会社わかさ生活の公式アカウント。主にブルーベリーを利用したサプリメント「ブルーベリーアイ」を研究販売。 馬の被り物で顔を隠した運用担当者”わかさ広報”さんの、雑談やふとしたコメントが投稿されています。投稿数は日によって変動がありますが、商品情報もプラスすると10投稿以上の日もあります。
Xファンネームとして「#わかさー」を設定。「#推しを見るためのブルーベリーアイ」などオリジナルのハッシュタグも活用しています。

2020年までは商品や企業情報のみを発信していましたが、現在の担当者となって以降は担当者の日常や自社キャラクター”ブルブルくん”を交えた雑談が8割、自社の宣伝は2割という投稿スタイルに変更。中の人”わかさ広報”さんというキャラクターへのファンを獲得しています。 ユーザー投稿のリポスト、コメントへの返信を行うだけでなく、異業種アカウントとの交流を積極的に行っていることで、双方のフォロワーへ認知を広げることとなり人間味あふれる投稿となっています。
フォロワーの共感を得るような投稿が中の人へのファンを生み、企業やブランドの認知拡大・ユーザー獲得へつながる好事例となっています。

パインアメの【パイン株式会社】(公式):@pain_ame
飴を中心とする菓子メーカーパイン株式会社が販売するロングセラー商品、パイナップルの味を形を模し、穴のあいた「パインアメ」の公式アカウント。
担当のマッキーさんが投稿するのは、毎日の挨拶のから始まり企業や商品についての投稿を平均で1日に5回ほど。短い文章ながらも、「は」や「ぱ」が文言に入ればパインの「パ」にカタカナ変換したり、飴の形状を連想させる「◎」を文章に盛り込むなどの投稿が特徴。イラストや写真ではパインアメのキャラクターも登場しています。ユーザーの投稿のリポスト、コメントにも返信を必ず行っています。

わかさ生活アカウント同様、多数の他企業公式アカウントとの交流を行っています。自社の商品をからめつつコメントをすることで、新しいユーザーへ自然とアプローチできており、フォロワーの新規獲得の可能性が広がっています。 商品開発も活発で、パインアメの味や形状をコラボレーションした商品を多数販売しています。 中の人のキャラクターが確立していることで公式アカウント同志の交流が生まれることは、双方のファン層へ認知を拡大することができる好事例のひとつです。


▷ X担当者必見!【押さえておきたい! X運用改善チェックリスト】はこちら


X運用を実施するときの流れ

戦略設計

Xをはじめとしたソーシャルメディアや比較サイトなどの発達により、商品やサービス、企業そのものに関する消費者の評価は瞬時に拡散されています。 このような環境に直面している企業・ブランドは、売上などの短期的な業績のみならず、自社ブランドの価値の維持やイメージ向上を目指すうえで、様々なユーザーがそれぞれどのようなプロセスを辿っていくのかを整理し、あらゆる接点における顧客体験を可視化する必要があります。

テテマーチでは、ソーシャルメディア時代に最適化された消費行動フローPERCARS(パーカーズ)に基づいた全体最適の視点で、ブランドとの初期接触から購買行動、ファン化、シェアまで網羅的にコミュニケーションを設計することが可能です。

カスタマージャーニーを可視化し正しいKPIを設定します。そのためにはアルゴリズムの理解が必要です。
ユーザーがアクションを起こしたコンテンツは、Xのアルゴリズムによって新しいユーザーへの接点機会となり、新規フォロワー獲得につなげることができます。

ロードマップ策定

上記をもとに、SNSマーケティングにおいて追うべき指標であるKPIなどを定めたアカウント成長ロードマップを設計し、X運用の目的を明確にいたします。

テテマーチでは各アカウント・企業の理想の実現に向け、運用戦略の実行を可能にする各分野の専門家を状況に合わせてアサインし企画のご提案から実際の運用業務、素材制作、ツール活用、効果測定まで一気通貫でお任せいただけます。

分析・改善

戦略設計、ロードマップに基づいた運用やキャンペーンの実施後は効果検証を行い、課題点や今後新たなキャンペーンを実施する場合の改善点を考えることが必要です。
例えばキャンペーン実施の場合、弊社では下記のような指標を検証し施策の振り返りを行っています。

  • キャンペーン結果サマリ
    応募数、新規フォロワー数、CP開始前日のフォロワー数、CP終了日のフォロワー数)
  • 応募数と新規フォロワー数
    日別フォロワー数、新規フォロワー数、応募数、新規応募数、要因分析
  • キャンペーン終了後のフォロワー数推移

また、テテマーチでは無料のX分析ツール「SINIS for X」の提供も行っています。
投稿からフォロワー増加までの流れや日々のインプレッション数やエンゲージメントなどの数値変化をダッシュボードで分かりやすく確認することが可能です。
まずは無料登録からお気軽にはじめてみてください。
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まとめ

この記事では、Xの運用を成功させているアカウントを「ユーザー参加型」「タイムリー型」「中の人型」の3つの型に着目しピックアップしました。
Xは企業にとって、拡散力があり顧客との接点を持つことのできるツールであるだけでなく、顧客理解に最適なツールでもあります。
自社のXマーケティングの効果を最大限に活かすためにも、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

テテマーチは、2015年の創業以来700社以上のSNS運用支援で培った企画力が武器です。
データの分析によるKPIの明確化から、企画力、クリエイティブ制作機能などを活かしアカウントの運用支援をいたします。
知見のない状態でやみくもに投稿をするのではなく、ユーザーの視点に立ち、着実に反響と成果につなげていくことのできる運用を共に目指します。

下記の資料は、X運用の改善チェックリスト35選です。
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