インスタのタグ付けとメンションの違い|機能・メリットを解説
Date : 2024/09/20
Instagramの機能には、一見すると違いが分かりにくい機能が存在します。代表的なものではタグ付けとメンションです。どちらも「関連する投稿と紐づける」という役割がありますが、機能を確認できる場所や利用できる投稿の種類に違いがあります。
今回は、Instagramにおけるタグ付けとメンションの違いについて解説します。タグ付けとメンションの違いを理解することで、活用方法の違いが分かり、より効果的な使い方が可能です。
今回の記事を読むと、タグ付けとメンションの違いだけでなく、タグ付けやメンションされることで得られるメリットも分かるので、ぜひご覧ください。
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Instagramのタグ付けとメンションは投稿と他社アカウントを紐づける機能
Instagramのタグ付けとメンションは、どちらも投稿と他アカウントを紐づける機能です。どちらも「紐づける」という役割は同じなので、違いが分かりづらくなっています。
しかし、使用される投稿や1つの投稿に付けられる最大数に違いがあるので、正しく使うためには、タグ付けとメンションについて理解しておくことが必要です。
まずはそれぞれの仕様について詳しく見ていきましょう。
Instagramのタグ付けとは
Instagramのタグ付けとは、「投稿した写真や動画に関連するアカウントを紐づける機能」のことです。タグをタップすると、タグ付けされたユーザーのプロフィール画面に遷移できるので、活用することで投稿からのプロフィールアクセスを増やすことができます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
【関連記事】Instagramのタグ付けについて解説!タグ付けするメリットや方法・ポイントを紹介
Instagramのメンションとは
Instagramにおけるメンションとは、投稿に関連するアカウントをフォロワーに紹介する機能のことです。フィード投稿とリールの場合はキャプションに設置が可能で、「@(ユーザーネーム)」という文言を入力することで、該当するアカウントのプロフィールに遷移するリンクを設置できます。
ストーリーズの場合はスタンプ機能を利用して設置することが可能です。画像内に大きく表示することができるので、ユーザーに気づかれやすいのがメリットとなります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
【関連記事】Instagramにおけるメンションとは?活用するメリットや使い方・知っておきたいポイントについて解説
Instagramのタグ付けとメンションの違い
Instagramにおけるタグ付けとメンションの違いは以下の4つです。
- 機能を設置できる場所が異なる
- 通知の有無が異なる
- 利用できる投稿の種類が異なる
- 1つの投稿に付けられる最大数が異なる
タグ付けとメンションには上記の違いがあります。しかし、ポイントだけを見ても具体的な違いが分からない場合もあるので、まずは1つずつ詳しく見ていきましょう。
機能を設置できる場所が異なる
タグ付けとメンションでは機能を設置できる場所が異なります。タグ付けの場合は投稿した画像や動画に直接設置することができるので、キャプションを確認しないユーザーにも認知されやすいのがメリットです。
対して、メンションはストーリーズ以外ではキャプションを確認しなければ存在を認知できません。よって、画像や動画のみを確認するユーザーには気づかれない可能性があります。一方で、キャプションまで閲覧したユーザーをプロフィールに誘導できるので、よりアカウントに興味を持ったユーザーを誘導しやすいのがメリットです。
通知の有無が異なる
タグ付けとメンションは、通知の有無にも違いがあります。タグ付けは相手に通知が届くことはありません。対して、メンションの場合はメンションしたアカウントに通知が届きます。
よって、自社アカウントが他のユーザーにタグ付けされた場合は、すぐに気づくことが難しくなっています。自社アカウントがタグ付けされた投稿はプロフィールで確認できるので、把握しておきたい場合は定期的にチェックするようにしましょう。
利用できる投稿の種類が異なる
タグ付けとメンションでは利用できる投稿に違いがあります。メンションはすべての投稿で利用することができますが、タグ付けはフィード投稿とリールでしか利用することができません。
とはいえ、ストーリーズのメンションはスタンプで画像に設置する仕様になっているので、タグ付けと同じ感覚で利用することができます。ストーリーズにプロフィールへの遷移リンクを設置したいのであれば、メンションスタンプを利用するようにしましょう。
1つの投稿に付けられる最大数が異なる
タグ付けとメンションは1つの投稿に付けられる最大数も違います。上限数は以下の通りです。
- タグ付け・・・1投稿あたり最大20件
- メンション・・・1投稿あたり最大10件
上限を超えると新たなタグやメンションを設置できなくなる他、タグ付けやストーリーズのメンションの場合はつけすぎるとタグで画像が見えづらくなる恐れがあります。タグ付けやメンションと利用する時は、関連性が強いアカウントに限って設置するようにしましょう。
Instagramでタグ付けやメンションを「される」メリット
Instagramでタグ付けやメンションされるメリットは以下のものがあります。
- 商品やサービスを通して自社やブランドの認知を拡大できる
- フォロワー外ユーザーからのプロフィール流入が期待できる
どちらのメリットも企業アカウントにとって大きなものとなるので、理解を深めてタグ付け、メンションされやすい投稿を作成していきましょう。
商品やサービスを通して自社やブランドの認知を拡大できる
他のユーザーに自社アカウントがタグ付けされると、タグ付けしたユーザーのフォロワーに自社やブランドを認知される可能性があります。
タグ付けしたユーザーのフォロワーが投稿に写っている商品やサービスを知らなかったとしても、タグを確認することで関連する企業やブランドを認知することが可能です。
自社の製品に対して熱量の高いユーザーに自社アカウントのタグ付けやメンションを促せば、認知を拡大できる可能性があります。
フォロワー外ユーザーのプロフィール流入が期待できる
フォロワー外ユーザーのプロフィールアクセスが期待できるのも、タグ付けやメンションをされる大きなメリットといえるでしょう。Instagramは拡散力が弱いSNSであり、自社アカウントの投稿をフォロワー外ユーザーに閲覧してもらう機会が少ないです。
他のユーザーが自社アカウントをタグ付けやメンションをすれば、当該のユーザーのフォロワーがタグ付けやメンションされた投稿を閲覧した際に、自社アカウントのプロフィールに流入することが期待できます。
自社アカウントのプロフィールに流入したフォロワー外ユーザーがプロフィールから自社の投稿を閲覧し、強く興味を持てば、フォロワーの獲得や自社サイトへの流入に繋がる可能性があります。
フォロワー外ユーザーを効率的に自社アカウントのプロフィールに誘導するためにも、ユーザーが自社アカウントをタグ付けやメンションしてくれるような施策を行うことが重要です。
まとめ:タグ付けとメンションの違いを理解して使い分けていこう
タグ付けとメンションは投稿とアカウントを紐づける機能という点ではよく似ていますが、細かい機能に違いがあります。特に設置できる場所や利用できる投稿の種類の違いはあらかじめ把握しておかないと、投稿施策がずれたものになる可能性があるので注意が必要です。
タグ付けとメンションは企業アカウントが利用する機会こそ少ないですが、他のユーザーにタグ付けやメンションされることで自社やブランドの獲得に繋がります。また、フォロワー外ユーザーが自社アカウントのプロフィールに流入する機会を作れるので、ユーザーに自社アカウントをタグ付け・メンションをしてもらうための施策を実施することが重要です。
タグ付けとメンションの違いをしっかりと理解し、施策に応じて使い分けできるよう心がけましょう。
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