Instagramのおすすめの投稿時間はいつ?|業種別の最適タイミングと分析方法を解説

Instagramのおすすめの投稿時間はいつ?|業種別の最適タイミングと分析方法を解説

Date : 2025/07/04

Instagramでは、朝の通勤・通学、昼休み、夜のリラックスタイムが特に反応が良いとされています。しかし、フォロワーの属性やライフスタイルの傾向によって、アカウントごとに投稿の最適な時間は異なります。

今回は、ターゲットや業界ごとのおすすめの投稿時間や、最適な投稿タイミングを分析する方法を紹介します。

「投稿によって反応にばらつきがある」
「フォロワー数のわりにリーチが伸びない」
「最適な時間がよくわからず、いつも投稿タイミングに迷っている」

そんな悩みを解決するヒントが得られる情報をまとめているので、ぜひご覧ください。

なぜ投稿時間がInstagram運用で重要なのか?

投稿直後の反応=“初速”がアルゴリズムに影響

2024年から、「どれだけ素早く、どれくらいの人に閲覧されたか」がInstagramのアルゴリズムで重視されるようになりました。

つまり、投稿直後の反応(初速)が特にアルゴリズムに影響しているのです。

アルゴリズムを簡単に説明します。

Instagramのアルゴリズム上、新しい投稿はフォロワーに表示されたのち、一定時間内のいいね・コメント・保存などのエンゲージメントを見て評価されます。そこでエンゲージメントが高ければ「価値がある」と見なされ、発見タブや検索結果の上位にも表示されるようになり、フォロワー以外のユーザーにも広く届くようになるのです。

また、どれだけ早く閲覧されたかも評価されるため、同じくらいのエンゲージメント数の投稿があった場合、エンゲージメントをより早く獲得した投稿の方がおすすめされやすくなります。

逆に言えば、フォロワーがあまり見ていない時間に投稿して初速が鈍いと、せっかくの良い投稿でも埋もれてしまうのです。

そのため、より多くのフォロワーがInstagramを見ている時間に投稿して、初動のエンゲージメントを稼ぐことがアルゴリズム上とても重要なのです。

一般的に反応が高い時間帯とは?

では、見ているフォロワーが特に多いのはどの時間帯なのでしょうか?

一般的に反応が高いとされる時間帯と、フィード・リール・ストーリーズごとの投稿時間のポイントを紹介します。

  • 6時~8時(寝起き・通勤/通学時間)

起床後にスマホを開いたり、朝食の時間や通勤中といったスキマ時間にSNSを見たりしているユーザーが多い時間帯です。

また、朝は投稿が比較的少ないため、リーチを稼ぎやすい時間帯でもあります。

  • 12時~13時(昼休み)

昼休みに一息つきながらスマホを見る人が増える時間帯です。

ただし、昼休みは1時間程度と限られているため、投稿が流し見されてしまう傾向もあります。そのため、印象に残りやすい投稿づくりを意識するのがよいでしょう。

  • 19~22時(帰宅後から就寝前)

帰宅後、食事や入浴を済ませてゆっくり休む時間帯です。学生も社会人もこの時間はスマホを見る人が多く、1日の中で最もアクティブユーザーが多い時間帯です。特に多くの人に見てほしい投稿はこのタイミングを狙うと効果的でしょう。

ただし、投稿が集中する時間帯でもあるため、ユーザーの興味を引くような工夫がより求められます。

なお、22時を過ぎると徐々に反応が下がる傾向があるため、21時台頃までの投稿がおすすめです。

フィード投稿の時間と投稿づくりのポイント

フィード投稿は、昼は流し見されてしまう可能性がある一方で、夜はじっくり見てもらうことが期待できます。昼はユーザーがスワイプする手を止めたくなるようなデザインにしたり、後で見返してもらえるように保存を促したりするといった工夫をするとよいでしょう。

投稿が増えて埋もれやすい夜は、見た目はもちろん、内容をより充実させて満足感の高い投稿づくりを意識するのがおすすめです。

リール投稿の時間と投稿づくりのポイント

リール投稿はフォロワー以外にも届きやすいという特徴があります。そのため、フォロワーの増加にもつなげられるよう、自社アカウントのフォロワー以外のユーザーも活発な時間帯を狙って投稿するのがよいでしょう。

また、日中に視聴回数が増えることで、夕方以降さらに拡散される可能性があるため、午前中の投稿もおすすめです。

ストーリーズ投稿の時間と投稿づくりのポイント

ストーリーズは短い時間で見られることから、時間が限られている昼休みとの相性がよいとされています。そのため、内容によってはフィード投稿ではなく、ストーリーズの方が反応が得られる可能性もあります。

また、朝・昼・晩と小分けに投稿することでタイムライン上部に常に自分のアカウントのストーリーズを表示させることができ、さまざまな時間帯のユーザーにリーチできます。

さらに、アンケート機能を活用し、お昼にアンケートを実施、夜に回答するなど、ストーリーズならではの投稿はユーザーの心をつかみやすいのでおすすめです。

ターゲット・業界別のおすすめ投稿時間

一般的に反応が高いとされる時間帯を紹介しましたが、フォロワーのライフスタイルや属性、アカウントの特性によって狙い目の時間帯は異なります。

ここでは、アカウントのターゲットと業界別に、おすすめの投稿時間を紹介します。

ターゲット別のおすすめの投稿時間

ビジネスマン

  • 平日7~9時:通勤中にInstagramを見る時間帯
  • 平日12~13時:昼休みに一息ついてInstagramを見る時間帯
  • 平日20~22時:帰宅後リラックスしてInstagramを見る時間帯

主婦

  • 平日10~11時:朝の家事が一段落し、一息つきながらInstagramを見る時間帯
  • 平日13~15時:子どものお昼寝や、幼稚園・学校に行っている間の時間帯
  • 平日20~22時:子どもを寝かしつけた後のリラックスタイムに、ゆっくりInstagramを見る時間帯

学生

  • 平日6~8時:起床後や通学中にInstagramを見る時間帯
  • 平日15~18時:学校が終わった直後の放課後の時間帯
  • 平日20~22時:塾終わりや宿題後、アルバイト後にゆっくりInstagramを見る時間帯

業界別のおすすめ投稿時間

美容・コスメ

美容・コスメの投稿は、「週末は新作のコスメを買いに行こうかな」「一週間頑張ったごほうびに、セルフケアをしよう」といったユーザーを狙った時間帯の投稿がおすすめです。

そのため、週の始まりや週末が狙い目になるでしょう。

また、いろいろな情報を収集して比較したり、買い物の参考にしたりしたいユーザーも多いことから、じっくり見られる夜の時間帯がおすすめです。

飲食店

金曜日の夜や休日は外食をする人が多いため、「金曜日だし、外食に行こうかな」「週末はどこへ行こうかな」と、リサーチをするユーザーが増える時間帯がおすすめです。

また、当日や出先でリサーチする場合もあるので、土曜日の朝から夕方も効果的な時間帯です。

学び・自己啓発系

学びや自己啓発系のコンテンツは「毎日忙しくてまとまった時間が取れない中でも、ちょっとした時間で学びたい」というユーザーが多くいます。

そのため、通勤や通学、昼休みといったスキマ時間を狙って投稿するのがおすすめです。

ファッション

ファッションは、「今日は何を着ていこうかな」「明日は何を着ようかな」と考える朝や夜を狙った投稿がおすすめです。

また、週末はショッピング欲が高まる人が多くなります。そのため、新作アイテムの紹介やコーデ写真を投稿すると「明日お店に行ってみよう」「オンラインで買おうかな」という行動につながりやすいでしょう 

観光

観光系の投稿は、ユーザーが旅の計画を立てるタイミングを狙って投稿するのがおすすめです。

週末に出かけることを検討しているユーザーは、週の中盤や前日に行く場所を探すことが多い傾向にあります。

また、金曜日の夜は「明日から休みだ!」という解放感から、今後の旅行先を探して投稿を見る人も増えます。

日曜日の夜は、翌週の旅行のリサーチをする人が増える時間帯のため狙い目です。

フォロワーに合う時間帯を見つける方法

ここまでおすすめの時間帯を紹介しましたが、最も重要なのは自分のアカウントのフォロワーに最適な投稿時間を見つけることです。

ここでは、自分のフォロワーに合う時間帯を見極めるための分析方法を2つ紹介します。

Instagramインサイトでアクティブな時間を確認する

Instagramには「プロフェッショナルダッシュボード」という機能があります。これを使うと、フォロワーが最もアクティブなタイミングを、曜日・時間ごとに棒グラフで確認することができます。

最もアクティブな時間の見方

  1. プロフィール画面の「プロフェッショナルダッシュボード」をタップする
  2. インサイトの「新規フォロワー」をタップする
  3. 一番下までスクロールし「最もアクティブな時間」を表示する

このデータをもとに、「フォロワーが最もアクティブな時間より少し前」に投稿することで、初速の反応の向上を期待できます。例えば、21時が最もアクティブなら、20時半~21時頃を狙って投稿してみるとよいでしょう。

なお、この機能はプロアカウントの設定をすれば無料で利用することができます。設定方法はこの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。

インスタプロアカウントとは?ビジネス・クリエイター向け機能の徹底解説 | テテマーチ株式会社

複数の時間で投稿して反応を見る

次に、実際に投稿時間を変えながら反応を見て分析する方法です。

インサイト上のデータも重要ですが、実際に反応を見てみることで、データだけでは見えなかった気付きが得られる可能性があります。時間や曜日をずらして複数投稿し、エンゲージメントの変化を比較してみましょう。 

まずは、朝7時、昼12時、夜9時など時間帯を変えて投稿してみて、いいね数や保存数などの変化を見てみるとよいでしょう。そして、曜日によって傾向が違う可能性もあるため、時間だけでなく曜日も変えながらいろいろなタイミングで試してみましょう。

実際にやってみると「やっぱり夜9時投稿が一番反応がいい」「朝の方がアクティブな人数は少ないけど、エンゲージメントが高い」など、フォロワーの傾向が見えてくるはずです。

なお、こうした投稿の分析にはツールの導入もおすすめです。

SINIS for Instagramには「初速分析」という機能があります。

この機能を使うことで、その都度手動で確認しなくとも、投稿後1時間ごとのエンゲージメントを計測してくれます
手軽に分析を始めることができるだけでなく、投稿ごとのいいね数・保存数・コメント数などのエンゲージメントをグラフで確認でき、「フォロワーに最適な投稿時間を見極めたい」「フォロワーにウケる投稿の傾向を知りたい」といった方にぴったりのツールです。

まとめ

投稿直後の初速がアルゴリズムに影響するInstagramでは、フォロワーが最もアクティブな時間帯に投稿することで、より多くの反応を得ることや、おすすめに表示されることにつながります。一般的には通勤・通学時間や昼休み、夜のリラックスタイムに投稿するのが効果的とされています。

しかし、最適なタイミングは業界やターゲット層によって微妙に異なり、それぞれのライフスタイルに寄り添った時間の見極めが大切です。今回紹介したターゲット別・業種別のおすすめ時間を参考にしながら投稿してみてください。

そして、反応を見ながら「うちのフォロワーにはこの時間帯がハマった!」というゴールデンタイムが見つかれば、Instagramの運用の成果を上げられるようになるでしょう。公式のプロフェッショナルダッシュボードや公式以外のツールを使いながら分析し、アカウントにとって最適な投稿時間を見極めてみてください。

そうすればInstagram運用はきっと今まで以上に手応えのあるものになるはずです。

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