【開催報告】「第17回 SNS中の人交流会」を開催ーSNS炎上リスク対策ー
2025年9月25日(木)に企業のSNS担当者・通称「中の人」を対象に親交を深めるイベント「第17回 SNS中の人交流会」を開催しました。
「SNS中の人交流会」とは
「SNS中の人交流会」とは、企業のSNS運用担当者が運用に関する知識を学び、運用担当者同士で親交を深められるオフラインイベントです。
17回目の開催である今回は、TOYO TIRE株式会社、株式会社ちふれ化粧品、モランボン株式会社など様々な業界のSNS運用担当者が30名程参加しました。
| イベント名 | 第17回SNS中の人交流会@目黒|SNS炎上リスク対策 |
| 開催日時 | 2025年9月25日(木)18時~ |
| プログラム | ・オープニング ・【セッション】SNS炎上リスク対策 ・【参加型】グループディスカッション ・交流会 |
| 会場 | テテマーチ株式会社 7Fオフィス |
■セッション内容
SNS炎上リスク対策
・ゲスト

テテマーチ株式会社
ソリューション事業本部 営業部
大成 芙実
1994年生まれ。
新卒で印刷会社に入社後、プロジェクトの全体進行を含めた営業職として勤務。その後事業会社を経てテテマーチにJOIN。JOIN後は、大手ナショナルクライアントを中心に戦略立案リブランディング、プロモーション施策などの複数施策に従事。
・ホスト

テテマーチ株式会社
エヴァンジェリスト
出口 潤
音楽エンタメ業界で広告営業として従事。その後、マーケティング支援会社にて営業、事業、マーケティング部門の責任者を歴任し、2022年8月にテテマーチへジョイン。社長室 室長、マーケティング部 部長を経て、2025年2月より現職。
SNS炎上リスクの現状と対策の必要性

ソーシャルメディアが当たり前に使われる現代において、炎上は「新たなリスク」として捉えられています。炎上は、投稿が拡散され、批判が広がることで、企業イメージの失墜などの様々なリスクを伴います。
SNS炎上の種類

近年では、過去の投稿が現代の価値観で問題視されるケースが増加しています。また、SNSという場や文脈、カルチャーを理解した上でのリスク管理が求められます。
炎上を完全に防ぐことは不可能ですが、意識的に対策しポイントを抑えることで発生の可能性を限りなく低くすることができます。
他社のリスク対策状況

他社のリスク対策についても振り返りました。
SNS運用担当者への調査データによると、半数以上の企業がSNSアカウントの管理規定を持っていないという実態があり、投稿マニュアルはあっても運用ルールや管理の策定の難しさが課題として挙げられました。
実際に参加された企業様の中にも「マニュアルはあっても整っていない」といった声が多く挙げられました。
SNSの炎上対策の考え方

SNS投稿の「企画」「クリエイティブ」「外部要因」のそれぞれで、SNS炎上のリスクを検討することが重要です。
炎上を避けるための「4象限フレームワーク」

「何が炎上し、何が好意的に話題になるのか?」この見極めは非常に難しい問題です。
特に、社会的に「曖昧」で意見が分かれるようなテーマに挑戦する際には、慎重な舵取りが求められます。
ここで役立つのが、テーマの性質(縦軸)とメッセージの対象範囲(横軸)で考える4象限フレームワークです。
今回のSNS中の人交流会では実際の投稿をこの4象限に基づき解説いたしました。
自社のクリエイティブをチェックする際に、炎上しやすさの境界線のひとつとして活用してみると良いのではないでしょうか。
SNS炎上の流れと対策事項

SNSの炎上はトリガーとなる事象からSNSの投稿へと拡がり、その投稿に関してUGCとして議論がさらに拡散、ネットニュース等のまとめとして拡散するような流れで進みます。
改めて各段階の対応の明確化がリスクヘッジとして求められます。
コンテンツ運用のマニュアルとは別に、管理規定の整備、適切な運用が必要となるでしょう。
■グループディスカッション
「<自社の課題を深掘り!>自社アカウント運用で炎上に関するヒヤリハット体験をシェアしましょう!ヒヤリハットが生じた要因はなんですか?」というディスカッションテーマで、グループワークを実施しました。
各テーブルの参加者同士、積極的に意見交換し盛り上がりました。
■懇親会
グループディスカッション終了後は、参加者同士が自由に交流できる懇親会を実施しました。


■参加者の声
以前ご参加経験のある方も多く、今回も大盛況でした。
「マニュアル等はあるものの、ちゃんと社内に浸透しているわけではないため大変勉強になりました。」
「フレームワークが炎上の考え方にとても役立ちました。社内にも共有しようと思います。」
「各企業様の課題を話せる時間があるととても参考になります。」
など、たくさんの熱い感想や次回への期待の声が寄せられました。
皆さまの期待に応えられるよう、これからもさらに楽しいイベントを企画していきます!
■総括
SNS炎上対策は完全にリスクを防ぐことはできないものの、意識やポイントを押さえることで、その可能性を限りなく低くすることが重要です。
特に近年は、過去の投稿であっても現代の価値観に照らして問題視されるケースが増加しており、SNSの場や文化を理解した上でのリスク管理が求められます。
テテマーチの「炎上リスク対策」では、運用マニュアルの再構築、モニタリングツールの導入、および炎上発生時の対応フローの策定などを行います。
また心理的な炎上メカニズムも考慮した上で、企画・クリエイティブ・外部要因に対してどのような対策を検討すると良いのではないでしょうか。
さらに自社アカウントのフォロワーの属性(どんな人がフォローしているのか、何を良いと思っているのか)を深く理解し、その属性に対して不快感を与えない投稿は何かという視点も必要です。
テテマーチの「フォロワー調査」では定量/定性調査により自社のアカウントの属性を整理し、投稿企画に活用できる実践的なインサイトを提供します。
ぜひお気軽にご相談ください。
■テテマーチのSNS炎上対策サービスのご案内
テテマーチではSNS炎上対策として「SNS炎上対策ガイドライン制作サービス」をリリースしました。
またX(旧Twitter)分析ツール「SINIS for X」において、SNS上の投稿数の急増を検知し通知する「炎上アラート機能」を追加しました。
詳細はこちらからご確認いただけます。
■イベントに関するお問い合わせ先
イベントについてのお問い合わせは以下までお願いいたします。
〇担当:福島(ふくしま)
連絡先:info@tetemarche.co.jp