株式会社すかいらーくホールディングス / 「しゃぶ葉」若年層向け屋外広告支援

Client

株式会社すかいらーくホールディングス

Support

若年層の「しゃぶ葉」利用意向について定量調査、プロモーション企画/ディレクション、OOHデザイン/掲出ディレクション、X広告配信、レポーティング

Launch

2025年3～4月

Detail

すかいらーくグループのひとつ「しゃぶ葉」の若年層向けに屋外広告施策を支援しました。
本施策は、若年層の「しゃぶ葉」の利用意向を把握するために下記2つの手法で調査・仮説検証し、その結果を踏まえて屋外広告の企画・実施を行いました。

大学生567名を対象とした定量調査
SNSの利用者に向けて10種類の訴求内容でクーポン広告を配信

定量調査では、女性は男性より来店頻度が高く、頻度が高い層ほどランチタイム利用やファミレス・カフェと同時検討する傾向が判明。
また、SNS上で10種類のクーポン広告を配信した結果、「ず～っと食べ放題だから、カフェ移動しなくてOK！」という訴求が最も高い反応を獲得しました。

これら調査・検証結果を統合し、平日ランチ最大5時間食べ放題を「食べ放題・アレンジし放題・しゃべり放題」と再定義。
調査結果をもとに、2025年3月～4月に八王子駅・高田馬場駅で屋外広告を掲出し、若年層の日常動線に訴求しました。
単なる認知拡大に留まらず、SNS・屋外広告の双方で話題化し、プロモーションなしで10媒体に取り上げられるなど企業PR効果も創出。
調査から得られたインサイトをクリエイティブとメディア戦略に落とし込んだ、調査起点型コミュニケーション施策となりました。

調査結果について

■大学生向けにサークルアップ(*1)を利用した定量調査を実施

Q．「しゃぶ葉」の現在の来店頻度を教えてください。

※数か月に1度以上：高頻度／半年～年に1度：中頻度／それ以下：低頻度と定義半年～年に1度（中頻度）→それ以下（低頻度）→数か月に1度以上（高頻度）の順に多いという結果になりました。

・上記回答者の男女比

1年単位での来店頻度がある人の割合は、女性が優位という結果になりました。

Q.あなたはどの時間帯で「しゃぶ葉」を利用したいと思いますか？

来店頻度が高頻度の層ほど、11時～16時59分のランチタイムでの利用を検討する割合が高いことがわかりました。

Q.しゃぶしゃぶ食べ放題と同時に選択肢に入る外食のジャンルを教えて下さい。（複数選択可）

ファストフード・ファミレス・バイキング・カフェ・ラーメン店は、来店頻度が高頻度の層の割合が一番高い結果になりました。来店頻度が高頻度の層ほど、カジュアル利用できる飲食店と同時に検討する傾向があることがわかりました。

・上記回答者の男女比

女性は男性と比較し、ファミレス・バイキングと同時に検討する割合が高いという結果になりました。

【調査概要】
調査対象：大学生のサークルアップ(1)会員
調査方法：インターネット調査
調査期間：2024年10月28日~2024年11月4日
調査人数：567人
調査エリア：全国 (1)日本の大学サークルや学生団体、ゼミに所属する学生向けに設計されたコミュニケーションアプリ
※調査結果を引用・転載される際は、「テテマーチ調べ」と出典を明記してください。
※調査内容の一部または全部を改変して引用・転載することはお控えください。

■10種類の訴求内容でクーポン広告を配信

Instagram・Xの利用者に向け、5種類（お肉食べ放題・野菜食べ放題・バラエティ豊か・好き嫌いにも対応・長時間利用可能）の訴求軸（各2パターン、計10パターン）を用意のうえ、両プラットフォームにてクーポン広告を配信。

・最もクリック率が高かったクーポン広告画面

両媒体ともに「ず～っと食べ放題だから、カフェ移動しなくてOK！」という訴求が最もクリック率が高くなりました。特に、Instagramでは平均クリック率と比較し1.5倍以上の結果が出ました。

以上の調査結果を踏まえ、大学生が普段からランチ後にカフェに移動し、友人や恋人らとコミュニケーションを楽しんでいること、平日11時～16時のランチタイムは無制限食べ放題という事実は未だ認知率が低いと予測されることを仮説に、「食べ放題」だけではなく、しゃぶ葉の強みである食事やデザートなどのバラエティ性を踏まえた「アレンジし放題」、カフェ利用の要素で「しゃべり放題」を追加し、「どんなときも！平日ランチ最大5時間食べ放題・アレンジし放題・しゃべり放題で」という訴求としました。